タイ旅行といえば、黄金に輝く寺院、ナイトマーケットの熱気、南国らしいリゾートの開放感……。一度行くと心に強く残る魅力があふれています。
でも、そんな楽しい旅の最後に必ず直面するのが「お土産をどうするか」という問題です。

私は初めてバンコクを訪れたとき、観光よりも実はお土産選びに一番時間を取られたかもしれません。会社へのばらまき用、友人へのちょっとしたギフト、そして自分へのご褒美。考えれば考えるほど、「どこで何を買えば効率的で喜ばれるのか」が分からなくなってしまったのです。

そんな私が実際に歩き回り、試して、失敗して、成功した体験をもとに、「個包装のばらまきお菓子はどこで買うのがベストか?」をテーマにまとめてみました。これからタイ旅行に行く方に、少しでも役立つヒントになれば嬉しいです。


王道のばらまきお菓子たち

ドライフルーツ

タイのお土産といえば、やっぱりドライフルーツ。特にドライマンゴーは定番中の定番です。

私も会社用のお土産に大袋入りを買って、小分けの袋に分けて配りました。意外と「日本で買うより柔らかくて甘さが自然!」と評判がよく、正直ホッとしたのを覚えています。

スーパーには小分けパックになっているものも売っていて、1袋 90バーツ(約370円)前後。観光地の露店だと倍近くするので、スーパーでまとめ買いするのが断然お得です。まとめ買い割引がある店も多く、私はBIG Cで5袋まとめて買ったとき、1袋あたり80バーツほどで手に入りました。

インスタントラーメン

意外と喜ばれるのが、タイのインスタントラーメン。特に「トムヤムクン味」は日本ではなかなか手に入らないのでおすすめです。

私は10袋セットを購入したのですが、値段はたったの **60バーツ(約250円)**ほど。1袋に換算すると6バーツ(25円)。夜食に自分で作ってみたら、辛さの中にレモングラスの香りがしっかり効いていて、エビやパクチーを少し加えると一気に本格的なタイ料理に変身しました。

友人に配ったときは、「安いのにめちゃくちゃ本場の味!」と大盛り上がり。袋がカラフルで見た目も派手なので、配ったときのインパクトも大きかったです。

タイのお菓子いろいろ

ドライフルーツやラーメン以外にも、ばらまき用にぴったりなお菓子はたくさんあります。

たとえば、タマリンドキャンディー。少し酸味があってクセになる味で、私はTops Marketで1袋40バーツ(約160円)ほどで購入しました。会社に持っていったら「初めて食べたけど意外と美味しい!」と意外性で喜ばれました。

また、ココナッツチップスもおすすめ。パリッとした食感と甘じょっぱい味がクセになり、1袋食べきってしまうほど。こちらも1袋50バーツ前後とお手頃で、かさばらないので大量買いしやすいです。


スーパー別おすすめスポット

タイでお土産を買うなら、観光地のショップよりもスーパーが断然おすすめです。値段は安いし、種類も豊富。実際に私が行って「ここは便利!」と思った場所を紹介します。

サイアム周辺 – MBKセンター内のスーパー

観光で必ず立ち寄るエリア、サイアム。ショッピングモール「MBKセンター」には、地元の人も通うスーパーが入っています。

私はMBKでショッピングを楽しんだ後にスーパーでまとめ買いをしました。ドライフルーツや調味料が揃うので、観光と買い物を同時に済ませられて効率的。しかもBTS直結なので、大きな荷物を持ち歩かなくていいのも助かりました。

プロンポン – エンポリアムのスーパー

高級住宅街にあるエンポリアムの地下スーパーは、少し高級志向。私はここで缶入りのジャスミンティーを買いました。1缶 **180バーツ(約730円)**ほど。上品なデザインで会社の先輩に渡したら、とても喜ばれました。

高級タイ米やパッケージの美しい紅茶など、「ちょっと特別感のあるお土産」を探すのに最適な場所です。

スクンビット – BIG C / Lotus’s

ローカル感を味わいたいならBIG CやLotus’s。観光客もいますが、基本は地元の人がメインなので価格がとにかく安い。

私はBIG Cでドライマンゴーを大量購入しました。まとめ買い割引のおかげで1袋あたり80バーツに。まるで業者買いのようにかごいっぱいに入れて、レジの人に笑われたのもいい思い出です。

シーロム – Tops Market

ビジネス街にあるTops Marketは清潔感があり、落ち着いた雰囲気。私はここでハーブティーやタマリンドキャンディーを買いました。

仕事帰りの現地の人たちが買い物している姿を見ながら、「こういうスーパーの日常風景も旅行の楽しみだな」としみじみ感じました。


空港でのお土産購入体験

帰国前、スワンナプーム空港の免税店でもお土産をチェックしました。

正直、価格は市内のスーパーよりも高め。同じドライマンゴーが 150バーツほどで、街中の倍近く。包装はきれいでギフト向きですが、「やっぱり市内で買っておけばよかった」と思いました。

ただし、空港には空港ならではの魅力があります。私は「タイ航空オリジナルグッズ」や「限定パッケージのチョコレート」を見つけて購入しました。これらは市内ではなかなか手に入らないので、最後に特別感のあるお土産を探すには最適です。

さらに、免税エリアではお酒の種類も豊富。私は友人へのギフトにタイのスピリッツ「Mekhong」を1本 **320バーツ(約1,300円)**で購入しました。免税なので安心して持ち帰れたのも嬉しかったポイントです。


体験談:お土産選びの失敗と成功

初めての旅行では、観光地の露店でドライマンゴーを買ったのですが、あとでスーパーで半額以下で売られているのを見つけてショックを受けました。しかもスーパーの方が品質も良くて、しっとり甘い。これ以来「お土産はスーパーで買う」と決めています。

逆に成功だったのは、プロンポンのスーパーで買ったジャスミンティー。缶のデザインも上品で、贈った相手から「香りがとても良い」と絶賛されました。ちょっと高めでも「これは正解だった」と感じました。


まとめ

タイ旅行のお土産は、スーパーを活用するのが一番効率的で賢い方法です。

ドライフルーツやインスタントラーメンは、ばらまき用にぴったり。タマリンドキャンディーやココナッツチップスなど、タイならではのお菓子も話題性があります。

スーパーなら価格も安く、種類も豊富。観光の合間に立ち寄れば効率よく揃えられます。空港は割高ですが、限定グッズや免税のお酒など、最後に特別なお土産を探す場所として利用価値があります。

お土産選びも旅行の楽しみのひとつ。地元のスーパーを歩きながら選ぶ時間は、きっと旅の思い出をさらに豊かにしてくれるはずです。